2020/9/4(金)中央区
<まとめ >
1. 肩=腰 肘=膝 を杖でトレーニング
相手に上半身を入れて崩す技は、腕だけでやってしまいがちです。そうすると重いし、ぶつかってしまったり、繋がりが切れたりしてしまいますね。よく「上腕でなく肩甲骨から伸びよ」と言われます。しかしそれでは充分ではないことに、大きな人とやるときづかされるでしょう。そんなとき、「まず腰から相手の中心に入り、その結果として肩甲骨が相手に侵入する」という基本的な順序にたちかえるように、と教わりました(Fig.1)。
Fig.1 A:右上肢と左肩で繋がっている。B: 動きは①腰が入るので 同時に②肩が入る。
杖は、この「肩=腰」、「膝=肘」がずれないで1つとなって動く練習になって良いのだと思います (Fig.2)。
Fig.2 徒手だと非常にしばしば、上半身や手だけが前のめりになってしまいますが、杖を介すると上下が一致する。A:肩と腰 B: 肘と膝
杖は技の説明に便利です(Fig3,4)。しかし最近は、姿勢の練習としてなくてはならないものだと認識するようになりました。杖はいいな~便利だな~。コロナ時代における1人稽古の大きな副産物です。
Fig.3 呼吸投げ
Fig.4 手刀詰(二か条)