2020/3/7(土) 16:00-17:30 地下道場 参加者3名 負傷者0名
1. 基本の型と体捌きがすごい
今月の私達の稽古会です。
1.短棒で、体捌きのパワーに驚こう
基本的動作の効果が分かる実験です。短棒を構えて相手に先を捕らせます(Fig.1左図)。このまま棒を押したり引いたりしても、相手はしっかり持って離しません。そこで体とともに棒を一旦沈めます(中図)。相手が前足に偏りますから、それを体全体で退くことで崩したり(右上図)、小手返しみたいにかえしたり(下図)しやすくなります。どちらも腕でやらずに基本的動作の足捌きそのもので行うと、非力なひとでも相手を崩せることが分かります。
Fig.1 上半身と腰と足の一体化が確認できる棒。
2.剣で手の内の復習
以前に述べたように(稽古記録●●参照)、手の内を意識的に使う(≒肩甲骨から動かす)練習には、剣振りが便利です(Fig.2 左図)。みんなで素振りなど復習しました。
3.相手の下に入ろう
で、その手の内(肩甲骨立て)によって、相手の下に入ってみます。自分が縮こまらずに、相手が浮くような関係が、理想的です(Fig.2 右図)。
Fig.2 特にこの練習では、相手にしっかり攻めてもらうと分かりやすいです。
4.片手取二か条押さえ込みの理論
技の型に親しむ時間です。型は自分なりにその背景となる理論を考えると親しみが湧きます。答えはないから、毎回新しく発見できて いつまでも噛んでられます。今回は片手捕二箇条押さえ込み(Fig.3)。
Fig.3 一見不自由な型だが、それに沿って行うと身体でかける感覚が学べる。始めの崩し(左図)や 二箇条の間合(右図)など、ともすると小手先でやってしまいがちな部分も。
5.杖 復習
いつも時間切れで遅々としております。そういえば前回、「次は杖を始めにやろう」と決めたっけ。また忘れてました。一応 基本の型は最後までいきました。
<Debfeafing>
年が明けてから悪い風邪が流行って、多くの道場がお休みしています。暴れたりないとかえって病気になりそうです。エビデンスに基づいた予防処置を適切に実行し、そして暴れる。はーすっきりしたー。
@CAN BASHI(清州中之島プラザ1F)