2020/6/9(火) 中央区
<まとめ >
1. 棒と膝を使って四方投げ表裏 2.低く座ろう 座って動こう。
相手が伸びたい方向へ、全身で導きます。
■ 表
棒の両端で相半身。動かすのは相手が持っているところと逆の端。梃子です (Fig.1)。
Fig.1 接点を引っ張らないで、相手が持ちたいように持っていられるように。
■ 裏
逆半身。引っ張らずに、棒を握った相手の手が伸びる方向に。このとき水平にしかうごかないと相手は振り向いて逃げられます。縦のモーションをどうやって入れるかですが(Fig.2)、つい相手が握った棒の先でコントロールしようとしてしまうのを我慢して、柔らかい膝で行います。なんでもそうですが、行きたい方向の逆のベクトルの動きを一瞬入れるとぶつかりにくいです。
Fig.2 相手は棒をもぎ取ったように感じるが、気づくと崩れている。
■ 座り ー どうやって低くなるか。
上手な人と居取りをすると、相手は自分の遥か下にいるように見えます。私の目線は下がります。相手が十分低くなっているのです。でありながら、胸はきちんと張っている。どこかが折りたたまれているのです。たぶん股関節。足関節も。その姿勢でかなり上半身がスライドする。居捕の体捌きはこれなのでしょう。かなり練習がいります。
Fig.3 納刀抜刀の腰運びっぽい。