大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録236

2020/6/7(日) 京都 

                   <まとめ >

 1. 姿勢の基本練習

 集中コースが始まりました。ひたすら姿勢の特訓です。

普段は姿勢ばかりを徹底的にすることはないので貴重な機会です。とても大変で朦朧としていますが、印象深かったことを記録します。

 

■ 動作の全ての時点でバランスすること

その場で真っすぐ立つ練習をしました(Fig.1)。柔術の方ではかなり厳しく言われる動作(これができないと技がかからない)なので、がんばって練習したものですが、合気道で指導されたのは初めてのことです。2人で押し合いながらすると、重さを感じやすいし、つんのめったり押し込まれたりしない中心線を常に意識できます。ほかの基本的な動作も同じようにやってみます。

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Fig.1 「よっこいしょ」とならない

 

 ■ 前方向の重み

手を重くするための体幹は、思ったより特別な姿勢です。(こんなの不安定じゃないのか?)と心配になりましたが、ちゃんと立っていられるのです。普段、「これが安定した姿勢」と思っていたセルフイメージは、どうやらずいぶん間違っていたようです。道理で、いままで重みを出そうとすると筋力頼みになってしまっていたはずです。

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Fig.2 だまし絵みたいに見えるけど、しっかり安定しています。

 

■ 後ろ方向の重み

 とすると、こんどは後ろ側が軽くなってしまいます。後ろ足を強くすることで後ろ方向に重心を乗せるのですが、これは足ではなく腰。水平方向ではなく、縦というか縦の歯車を骨盤の後ろっかわでクッと回す。

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Fig.3 三次元で。骨盤とそれにつながる関節群を、球を回すように調整した結果、足が強くなる感じ。