大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録211

2019/11/13(水) 京都

                   <まとめ >

 1. 容器の形はもっと変えられる

 

今は体を重くすること、そして重い部分から動くことを練習しています。

 ■ 重くなる内臓の使い方

筋肉も骨も内臓ではありますが、ここでは体腔内の作りのことを指します。とはいえ、肝臓や膵臓、腎臓などは動かせません。消化管はある程度認識できますが、操作はしにくいです。やはり意識的に操作しやすい内臓は肺でしょう。自分を重くしたいとき、内臓を下の方に下ろすのですが、肺でぎゅうぎゅう押し込む(Fig.1)。

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 Fig.1 ヌイグルミの綿詰め

  

■ 重くなる体腔を作る骨格

また、容れ物の形も見かけの重さに関係します。一定容積のまま重心が重くなる形がよいです(Fig.2)。

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 Fig.2 容積も密度も変わらないがBの方が安定



私は今まで、骨格によって体幹の形を変えることを知りませんでした。せいぜいお腹を出すとよい、くらいの認識でした。それはそうなのですが、肺によってでなく骨格で押し出すというのは初めてです(Fig.3)。あきらかに人生でしたことのない姿勢で、ややきついです。自分ではすごく変な姿勢をしているように感じますが、人のを見るとそうでもないし、実際に力が伝わるので正しいのでしょう。慣れないと。

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  Fig.3 まるで強制肥田式

 


■ 相手とつながる

とはいつも相手に圧がかかることみたいです。途中で抜けると、こちらが動いても相手に影響を与えられません。こちらが動いただけ相手が動くように、とは柔術でも何度も注意される点です。集中、集中。

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 Fig.4 1歩すすむとアヒルも1歩分すすむ