大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録208

2019/11/2(土) 17:00-18:30 野外道場

                   <まとめ >

 1.  杖

 

暖かい日だったので、野外稽古ができました。フルサイズの杖をふりまわせます。

杖術は色々な種類があって迷いますね。私は合気道のトレーニングとして杖をやるので、①合気道の体の使い方の練習になること ②1発で終わらず、攻防を続けること ③集中した力の伝え方の練習 の3点を目的とした杖トレーニングをします。メジャーな杖型とは見た目がかけ離れますが、うちわでひっそり楽しみましょう。

 

1. 杖で力を伝える練習

体で押すやり方と姿勢で押すやり方があります(Fig.1)。徒手の押さえ込みにも使えます。

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 Fig.1 受は半坐位のほうが危なくないです。

 

2.杖型 前半

基本の操作が含まれるので、流さずに丁寧にやります。後半は次回に。

 

3. 組み

相手を誘ってできた隙を攻撃するパターンと、相手の攻撃を避けた流れで攻撃するパターンです。まだ2動作の連続ですが、動作の数を増やしていくと 組杖の型になって面白そうです。

 3-1. 上段中段

受が小太刀を振り下ろすのを上段突きで止めます(Fig.2 A)。受の中段が開いていますが、杖を一旦引いて中段突きしなおすと時間がかかるので、縦回し(B)して中段突き(C)します。

 仕手から攻撃を仕掛けるバージョンもやりました。受の中段を開けるための誘いとしての上段突きです。腕だけでやらずに、体捌きを使って杖がよく伸びるようにします。

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 Fig.2 最後の中段が当たってしまわないように、受の人は注意しましょう。

 

 3-2. 空振りさせて上段を空ける

受の正面切を逆手持ちで撥ね上げ(Fig.3 A)、杖を逆回転して(B) 開いた受の上段に打ち下ろします(C)。仕手から仕掛けるバージョンもやります。受の防御が接する前に逆回転で空振りさせます。

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 Fig.3 逆回転を素早く

 

3-3. 打上げて浮かせる

逆手持で打ち上げ、受は退いてよけます(Fig.4 A)。3-2とは逆にそのままの方向に杖を回転させながら追います(B)。受はよけるために浮き気味になって、空いた上段を突きます。

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 Fig.4 受の顎が上がるような下から打ち上げる

 

 

   < Debreafing >

 ガチ稽古もよいですが、楽しいリズミカルな武器稽古も気分が変わってよいです。見ている人も楽しめるように、説得力のある武器の相対型が目標です。次の演武大会をめどにします。…が、この稽古会の武器庫には、杖が足りない。

 

@ bistro et Patati (http://www.et-patati-et-patata.com/) 1人で頑張ってるんだなぁここも。

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