2019/5/31 (金) 20:00-20:30 吹田道場 吉田先生
1. 武器1.5回目補講:座礼 抜刀納刀 杖の打ち方
<武器の練習シリーズリンク>
- 1回目「剣の礼 剣と杖の取り扱い基本」(稽古記録119 )
- (過去の武器関係記事一覧は最後にあります。)
< 剣 >
1. 真横に受ける
結び立ちから片脚を真横につま先を前に一歩出して低くなります。剣は頭上から体全体を守ります。剣と足は同一平面にあります(Fig.1)。
Fig.1 パートナーは元の正面(点線)を切る
2. 剣を抜く
体の左側で、剣の柄頭が臍の前に来るくらいの位置に剣を持ちます(Fig.2 A)。右の手刀で柄を掬い、臍を左に回しながら正面打ちするように抜きます(B,C)。右足を一歩出して切ります(D)。視線は正面に向けたままで行います。
Fig.2 長い鞘を体軸で操作するのは良い習慣
3. 鞘におさめる
左手の輪で鯉口を作って少し下げ(Fig.3 A)、骨盤を左後ろに引きながら峰を滑らせて入れます(B)。半分くらい入ったら、前足を戻しながら最後までおさめます(C,D)。
Fig.3 鞘がある設定でやる
< 杖 >
1. 基本の打ち方
後ろ足に乗って杖で頭上から体全体をカバーします(Fig.4 A)。前の手は杖下端です。前足に体重を移しながら杖を頭の上からタケコプターのように回して振ります(B)。ペアで稽古する場合 ここでパートナーの杖を打ちます(C)。そこから元のポジションに戻ります。手で回すと重いので体で回します。
Fig.4 当たりそうでこわい ゆっくり。
2. うけてながす
今度は両手を近い位置で杖を持ち、頭上から体前面をカバーします(Fig.5 A)。足は結び立ち。片足を引いて(C)、頭上で両手の幅を少し取りながら斜め切りに振ってパートナーの杖を打ちます。左右を入れ替えて元のポジションに戻ります。左右交互に繰り返します。
Fig.5 足を踏み出さないように。
< お礼の仕方 >
座るときは左内から袴の裾を捌きます(Fig.6 A)。座るのは左足から(B)、立つのは右足から(D)。礼の手は三角に(C)。
Fig.6 股を開くのでどうも女性にはやりにくいように思われる