2020/12/11 (金) 中央区
<まとめ >
1. 引いたり振り回したり見えても、ほんとはすべて刺している
■ 相手の中心に向かうベクトルでくっつける
合気道でも回転するような動きは多いです。しかし相手の力の方向を無視して自分だけ回ると、相手は付いてこられません。頑張って付いてきてくれても、手または上半身が動くだけで体幹は崩せません (Fig.1 B)。回っているように見えても、回転の中に相手の中心に向かう要素があるから、受け手の手はくっつきます (C)。
Fig.1 A:両手取とか両袖取 B: その場で回転しちゃってる C: この図では水平方向しか見えませんが、実際は縦方向にも相手の中心を攻めています。
■ 例:四方投(裏)
四方投げはいかにも回転ですが、回っているうちに相手の力方向 (Fig.2 A →b)に対して攻めの方向 (→a) が逸れていっています。このままだと繋がりが切れてしまいます (B)。回転しながらも相手の中心を突く方向に攻めながら、くっついて回りましょう (C)。
Fig.2 A: 受はここで安定してしまう B: 受はここで手が離れる C: 受が仕手に頼る方向だと、付いて行きやすい