2020/7/21 (月) 中央区
1. カテ先を操作するように力まず体で。
相手の中心に最短でアプローチする、しかも直線的でなく。これ、難しいですね。
■ 相手に到達する道に自然に沿って入るように。力を抜く。
湾曲したパイプにまっすぐな棒を入れると引っかかって進まないです。しなう針金ならスルスル進みます。そんな感じです。ふっと力を抜かないと入らない。ひと昔前の血管カテーテルのガイドワイヤーみたいな。
ASAHI INTECC (http://www.asahi-intecc.co.jp/en/catheter/)
そういえば、遠いカテの先端を動かすとき、手元ではなく体全体で動かしていました(Fig.1)。みんなくねくね大げさに。たぶんそんな感じで、姿勢全体で力の方向を微調整するのでしょう。
Fig.1 今時の胃カメラはこんなではない。昔はWiiしてる人みたいでした。
推進力も方向の微調整も、先端でなく根本でしますよ。合気道も手先でなく、腰で真面目に方向&角度を取ります。で、スルスル入るほうを (Fig.2)。
Fig.2 下に入ろうとしても、ただ下がるのでは相手と繋がる角度αは変わらず、乗っかられてしまう (B)。角度を変えることでカテ先をコントロール (C)。
■ 根元から合気上げ
接触点である手ではなく、肘でもなく、出発点を「自分の奥」に設定すると、くっつきが良いです(Fig.3)。タブレットに保護シート貼るときみたいに、端からピタピタピタ…と。
Fig.3 くっつきに行くのではなく、まず自分の中が動いて、末端に伝播していき、相手の体にまで。その結果としてくっつく。より長い梃子(B)だから安定性up.