2018/6/8 (金)18:30-20:00 地下道場 <参加者> 2名 <負傷者>なし
懸案の座り呼吸法を集中的に。
<1> 力の使い方を有効にするやり方 (Fig.1)
①腹の力(腰椎骨盤股関節)と、②下から上に向かう強い力を使う。①については寝かせた骨盤を立てることで腹からにじり寄るため、はじめは猫背で姿勢が悪く見える (稽古記録3(2017/7/22)を参照)。②については低い位置に沈むことで受の下に潜り込むように。
Fig.1 腕は動かさない
<2>気で導くやり方(Fig.2)
①折れない手 ②指で外側に導く ③上と同じく腹で入る ④天地投げのように高角で進める。 最終的には①-④を同時に行う。指はかなり外側になりますが手首で曲げないように (Fig.2)。気で導くやり方の詳細は稽古記録6(2017/8/25)をご参照ください。
Fig.2 リンク先のウナギを思い出すこと。
<3>上へ持ちあげられるとき
上へ力を逸らすようなおかしな持ち方をされたときは、逸らされた手先を放っておいて肘を先頭として<1>と同じく入り込むことはできます (Fig.3)。が無理をして変な癖がつくくらいなら、諦めてもよいと思います。
Fig.3 敢えてやるなら
<4>ほか
持たれる前から動いておくと合わせやすいです。稽古記録31でやった肩回しです。肩でやると大げさになるので指でもよいです。
<5>持ち方
座り呼吸法をお互いに効果的に稽古するには、持ち方が大切です。折れない手と摩擦で止める感覚のまま掴みます (Fig.4)。
Fig.4
<Debreafing>
座り呼吸法。これが出来なければ他の技は意味がないと言われる割には、熱心にやっているところは少ないですが、業が深いものです。
稽古用の正しい持ち方であれば、上記の正しい方法をつかうと受を崩すことができます。しかし力ずくで体重をかけられると、これは絶対に動かせません。合気道は力や体格は関係ないとしばしば言われますが私には信じることができません。
1%くらいは「もしかしたら」という気持ちもあって諦めきれないのですが、自分自身ができるようになるまでは、誰の技を見ても「気づかいと自己暗示の結果」に過ぎないんじゃないかという疑いは晴れないでしょう。ただし天才でもできるようになるのは爺さんになってからです。おおかた人生を棒に振る目標です。
ライブハウス奥なので店構えは入りにくいが大丈夫。