2019/10/28(月)
1. 指の先まで伸ばすこと、相手を観察すること
FIg.1 柔術でもみんなで正拳突をやる。「元気が出る!」
1.もっと先まで伸ばせば、なんでもよい
「朝顔の手」とか「狐の手」とか、秘密の手の形的な情報が合気道界に広く漂っています。ラインマーカーでも相手をおびやかすことができるという オモロ実習をしました。
FIg.2 強制署名
2. 相手をよく見ましょう
畳のどの位置か より 相手にとってどの位置か を考えるのを忘れがちです。 「相手と一体になる」(なれるわけないのに) という謎の文言は、相手と自分(と重力)との閉じた系で考えるのだとすると、分かりやすいです(Fig.3)。
FIg.3 この系以外の要因を排除する
当たり前のことですが、案外に大事な観点です。なぜなら日常の稽古を見てみると、私も ほかの合気道初級者達も、相手の崩れ方を観察するのを忘れ、自分がどういう動きをしてどこに移動するかにばかり気を取られることから ほとんど脱却できずにいるからです(Fig4)。
FIg.4 畳のどこに動くかで型を覚えてしまうと混乱
極められた武道や職人技の説明には、洗練された数式のような「機能美」があります。それは結果的で副次的な産物なのですが、(ははあ、この美しさを表面上だけ真似しようとして『カッコよさげで意味深な曖昧フレーズ』が多用されるんだろうなぁ…合気道では。)と思いました。我々には試合という現実に直面する機会がないため歯止めがききませんから、自戒が必要です。
FIg.5 武道にポエムは必要ない。私達に必要なのは食うことだ!