7. ピーマン疑惑が浮上する晩夏の宵。
わたしの小間使いは、山を越えて来ます。電車だから、山をくぐって、です。山向こうでは夕方に道端で「露地物の農作物」を売る商人がおります。場所はスーパーのチェーン店前の道、時刻は夕方です。なにかと適切でない。
京都には万願寺とうがらしというシシトウの大きいのがあります。関西以外にもあるかは知りません。唐辛子といってもピリ辛さは風味程度で、爽やかな苦味と肉厚のみずみずしさが持ち味です。小間使いは、山向こうの商人から見たことないほど巨大な万願寺とうがらしを買ってきました。??ピーマンでは?
一癖ありそうな露地物売りに騙されたのかな。わりと世間知があるこまちゃんが?不確定だから私は黙っていました。夕飯に出たソレの味は、どちらとも言えそうな感じ。考えすぎてどっちの味も思い出せなくなりました。結果的には問題なかったです。美味しかったし、正体は何であれひと山150円は安いからです。