2019/7/11 (木) 19:00-20:00 住吉道場 吉田先生とその弟子達
1. られない。
『良かった 今日の稽古は。軸ってこれか。中心ってコレか。入るってコレか!いやもう先輩方。ムネを開く ただし肩の筋肉を使わずに。ハラですよハラ。腸だよー!だからハラ出んだ。そしてラクに肩が落ちながらムネが開くんだ。受動的吸気状態になんだ。だから呼吸法ってんだよう!』
「門だ。門だ。」(次の日 遅刻する人)
先生が前でパールを見せ、それを先輩方が教えてくれる日です。新鮮でとても良かったです。メンバーの層が厚いなあと思いました。
1. 中心の準備運動:袖持面打一教押込
Fig.1 受はただ行きたい方(前方)へ進む
袖持ちは良いです。範囲が狭まるから練習に入りやすくなります。さて袖持ちしてもらうことで視覚以外の感覚で相手の状態を認識し、相手の中心にあたりをつけます。自分の手刀は半身であれば正中にあるはずだから(Fig.1A)、自正中から彼中心にまっすぐです(B)。相手はそれを面打ちで止めると、いい感じに結び続けやすいです。自分がまっすぐのラインどりで相手に打ち込むと、相手もこちらの中心を攻めてくれるからです。逆に相手がずれた攻め方をしてやりにくい時は、自分の初動が悪かったサインと考えられます。
あとは結んだまま丁寧に運び一教で畳に下ろします(D)。
2.袖持面打四方投
結んだあと腕の内側で運ぶことで脇がさらに締まり相手を引き寄せる効果がでてきます。巻き込んで四方投げしやすくなります(Fig.2 A)。四方投げに返す時、こちらの位置と高さが不適切だと相手にハンドルを取られてしまいます。適切な位置に入るのはやりにくいなぁと感じました。先輩方を見ると、足の出し方が正確な千鳥というか網代になって腰がその上にきちんと乗っています。すると楽に高さ調整ができますね。私たち変なふうになってる初心者は、みな何となくな足遣いでした。どんなによく教えてくれる先輩でも、彼らにとってもう無意識で身についている動きは説明されないので、教わる側が熱心に見とる必要があります。
Fig.2 網代の足も手刀と同じく正中から繰り出すと楽。いっきに目的の位置に足を出すと骨盤が大腿に引きずられて傾いてしまい、腰をいれるには再調整作業を要します(B)。大腿を僅かでも正中前方に出してから目的の位置にひねると骨盤が水平なまま運べて省エネです(C)。股関節のそういう構造です。
3. 正面打外転換前受身・呼吸投
慣れたら袖持ち無しで結びます。外転換するときに、わざわざ結びを切らぬように。呼吸法では急に逆に切るようですが、以前やったように鞘を抜く動作です。それは胸を開くということです(Fig.3)。呼吸法せずに、転換から下におろすと前受身になります。
Fig.3 2人で1つの系とするために、まだ接点がなくても(A)、または途中で物理的に離れても、その後に合成された加速度のまま接する。
冒頭でなんだか興奮してましたが、それはまた今度。皆さんがすでにそこで遊んでいるランドの入り口への看板を見つけたかも、というだけなので、「下手なくせに分かった気になってる」とかいうコメントはご容赦ください。