大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録64 (2019/2/7)

2019/2/7(木) 10:30-11:30  吹田市 吉田先生

                   <まとめ >

 1.接触前に結んでいる感覚を体感する実験練習

 

「接触してから技を始めるのではなく、向き合った時にすでに始まっているように。」と言われます。その違いを感触で実感する稽古です。

1.充実

先生は上記の違いをこう説明されました。「ホースの中が空っぽだと、蛇口を開けてからホースの先から水が出るまで時間がかかる(Fig.1) 。ホースが水で満たされていると、蛇口を開けた瞬間に水が出る。いつも自分を満たしておくこと。」

f:id:fanon36:20190207125702p:plain

 Fig.1はじめから下図のようだと、すぐ蛙に水がかかる

 

 2. 先に片手を握る実験

入身投や正面打呼吸法はふつう正面打で始まりますが、練習のために受は逆半身で片手持してから、逆の手で正面打します (Fig.2)。持たれた時点で取は技の状態に入っています。ホースが水で満たされている状態です。よって正面打に対して軽く合わせに行けます。いきなり正面打から始まるときと比べて、ぶつかりにくいとか自然に合わせやすいといった違いを実感できる稽古です。

f:id:fanon36:20190207161801p:plain

  Fig.2 Aでしっかり結んで一体でいると正面打に合わせやすい 

実際こんな攻撃の仕方はありませんが、稽古のためです。なので、はじめに持たれた方の手で捌いてください。その捌きやすさを実感できます。