大阪合気道自主稽古会

合気道経験者のための不定期な稽古会です。忙しくて道場に通えないが時々稽古したくなる人向け。流派は問いません。

稽古記録 2017.11.17

  ★ 本日の"幻想のTABOO" ★

  ①  むやみに飛び込まなくていい

  ②   指が触れれば間合い

  <稽古記録>

2017/11/17(金)19:00-20:00 Riverside  <参加者>2名 <負傷者>なし

f:id:fanon36:20171118084848j:image なぜか一匹だけ早く出たツリー。多分今年最後の野外稽古。

【復習】

前回正面打をしました。相手の拳+自分の腕の長さの間合いは結構あります。この間合いで相手に触れられればよいので、慣れると近づきすぎずに受けられる。

【突1.基本の受】

突の受け方です。受の「肘」(拳や小手ではない)を目指して こちらから触りに行く (Fig.1)。殴るのではなく接触摩擦です。前回 正面打に使った「なんでやねん」の下向き。正面打の時と同じく結構間合いがあります。折れない手で冷静に「なんでやねん」。

 

f:id:fanon36:20171118091246p:plain Fig.1 手は伸ばして使うので入り込まなくていい。

 合気道の突は軽く握った拳を放り投げるように。拳の自然落下による衝撃を自分で練習すると判りやすいです (Fig.2)。

f:id:fanon36:20171118091321p:plain  Fig.2 筋肉で加速する時との違いを実感する

 【突2.四方投】

例えば四方投で取る。突いてくる方向へ、コンパスせずまっすぐ下がります。同時に突を下から軽く支えるように包み持ちすると、受脳は支えがあると一瞬勘違いしてつんのめりがちになります (Fig.3)。この崩れ方になれば決まりです。

f:id:fanon36:20171118091356p:plain  Fig.3 ましてや突っ込まない

 下から包むとき、できれば四指で受の母指球をフックする形が理想的です。あとは釣竿を引くようにすれば自然に受は四方投崩れになっています (Fig.4)。

f:id:fanon36:20171118091425p:plain  Fig.4 ダンサーのような四方投崩れ

 【突3. 短刀取】

 基本の受と同じ。ターゲットは手でなく肘。叩き落すより触りにいく感じ。当身も殴るのではなく、最短距離で急所に触れるだけ。短刀取ごっこは楽しくて寒い時によいです。が野外だと、近隣のオフィスで残業してる人々から不審そうに見られます。

<Debreafing>

運良く 川風の無い夜で予定通り稽古できました。

とくに私は突っ込んでいく傾向にあります。突を捌く時の間合いは広めで慣れなるまでは落ち着かない気分になります。四方投の初動で後ろに下がるのも、考えてみると当然ですが、やってみると違和感がありました。自分の癖と思い込みがよく分かります。

@ trattoria Gus亭(https://ameblo.jp/gustei)

自称大衆食堂。細部まで手が入っており、全体的に塩味が隠し味程度に抑えられているところが好きです。

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脂身も美味しい仔羊 

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武道のゼロ点を底上げする~NFによる未来の合気道

精神の状態を意識的に変化させることは、昔から人類の興味の的でした。瞑想とか自己催眠、正念、スピリチアルなど、どの文化にも見られます。ここでいう精神状態が脳の機能的変化とある程度関連しているという前提のもとに、精神状態を定量的に評価し、さらにコントロールすることが研究されているようです。

合気道についても、達人と呼ばれる人の肉体的特徴のほかに精神的(生理的、神経学的)特徴について武道家の興味を引いてきました。これを客観的に記録し、フィードバックすることで達人の追体験できるとしたら?

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稽古記録2017/11/9

   ★ 本日の"幻想のTABOO" ★

  ①  「折れない手」は一通りではない

  ②  浮いてばかりでなく、時には沈む

  <稽古記録>

2017/11/9(木)18:10-19:10 Riverside  

<参加者>2名 <負傷者>なし

 前回までに「掴まれる」技と「痛い」技をやりました。

今回からは「打たれる」技に入ります。今日は正面打です(横面打も同じ)。

【1】正面打を打つ

受として上手く正面打をしてみましょう。正面打ちは攻撃としては奇妙な動きですが、木刀や鉄パイプを持っているという体裁です。肘は曲がらないように注意してください。取が受けそこなったとき、肘鉄が鼻骨に入り危険です。

体は浮いた体で、自分の軸が立ったまま、肩関節を中心として打ちおろすと最終的には手刀は自分の体幹に収まります (Fig.1 A) 。直線的な真下方向の打ちおろし (Fig.1 B) は、取にのしかかるようになりつぶすことはできますが、つぎの動作に移りにくいでしょう。これは取として受の正面打を切り落とすときも同じ。

  f:id:fanon36:20171110155417p:plain Fig.1 取を成長させる良い正面打

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冥王星島11

灰色で表面がごりごりしているブロック塀に、ちょうど目の高さに蝉の抜け殻がとまっていた。火曜日の夕方に秋が来た、と思ったくらいだから、随分長く引っかかっている。
体が中で溶けてまた変わっていくのはどんな気持ちだったろう。
その夜 杵島篤子は薄い夏布団の下で、ふざけてあの蝉を追体験する想像をしてみようと思いついた。昔から篤子は寝入るまでに時間がかかる方で、布団で待つ間の暇潰しだった。

翌朝、作が老いた大叔母をいつものように起こしにいくと、彼女は布団の真ん中に座って白い障子にゆらゆら映った洗濯物の影を眺めているようだった。コクっと首をかしげたりしている。起きているのに作の方を振り向く様子がない。
作は大叔母に声をかけた。篤子は左耳が頭部を先導するような奇妙な振り向き方をした。
篤子が彼を見る目が楽しそうな無関心さで溢れているので、かなり長い間無言で目を合わせているにもかかわらず気詰まりを感じていないことに気づいて作は驚いた。

普段 大叔母は作にとって先代から引き継がれた調度品のように視野の外でぼやけていた。その日は生まれて初めて、大叔母を熱心に観察した。頭の動きに違和感がある。まるで耳の先に目が付いているような。盲目の人のような仕草だが、本当に見えなくなったならもう少し慌てそうなものだ。気のせいだろうか。作が常からそうであるように、他の家人も一向に無頓着だ。作は確信が持てなくなった。今日は観察を続けて、明日もまだ不自然に感じるなら北の崖に診せに行こう。

                                            f:id:fanon36:20170925114910p:plain

 

物理学酒場:② 波 (1)

f:id:fanon36:20171103175942p:plain 2017.11.2

【謎空間】

神戸のとあるスペイン料理店。営業時間内に隅のテーブルでひっそり行う実験室だったはずが参加者が増えた結果、真ん中の大テーブルを占めるようになりました。ふつうのお客さんが入って来にくいのでは。少し心配ですがマスターはへっちゃらな様子でした。本日は波動 (1)です。メインの問は「ヘリウムガスでなぜ声が高くなるか」

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冥王星島10

中学校でさちは毎日下駄箱の上に乗っていた 下駄箱と天井の間のスペースは身を屈めてやっといられるくらいで、ちょうどよい。8時40分本鈴が鳴って担任の山賀先生が玄関を通って行く時、足をとめないまま下駄箱の上のサチを目で確認する。さちはコクリと会釈する。

昔大学の先生をしていたり今はカウンセラーをしていたりするお婆さんが心学の先生として 1学期に1回くらい来た。来すぎだった。

心学の婆さんは、学校のそとでも近所の年寄りが「膝が痛くてもう年だ。年を取るのは嫌なことだ」とぼやくと、「年を取るというからいけない。年を頂く、とおっしゃれば… 」などと言う。年寄りはほほぉと笑う。さちはそういうのが嫌いだった。

 

        

稽古記録2017/10/19

 

★ 本日の"幻想のTABOO" ★

①  痛い技を習得していい。その上で痛くない技をかける。 

②  包み込まず、点での固定もあり

  <稽古記録>

2017/10/19(木)18:30-19:30 Riverside 南岸 

<参加者>2名 <負傷者>なし

痛い技特集。まず痛い技をかけられるようにする。それからそれを封印し、痛くないのに崩れる合気道の技につなげる。

    参考)体の部分の名前は下のアトラスを参照してください。

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【1】一カ条

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