大阪合気道自主稽古会

合気道経験者のための不定期な稽古会です。忙しくて道場に通えないが時々稽古したくなる人向け。流派は問いません。

冥王星島9

さんぞうが犬のヒロシをつれて半分木陰になっている石の階段を降りてきた。図書館で意地悪をされ本を借りずに飛び出して来た。ちょうどまひるで暑かった。この階段は寺を抜けて家に帰る近道だった。ところが階段が本堂の裏から敷地に入る境の石垣の上に、境内犬禁止と書いたフダが置いてある。観光客が犬連れで散策することが最近増えてきたからかもしれない。昔はこういうフダはなかったようにおもう。

物理学酒場:① 衝突

 f:id:fanon36:20171013091548p:plain 2017.10.12

【謎空間】

子供の頃は、長く苦痛な座学のなかで たまーに楽しい実験がありました。

今は大人なので、座学は無視して楽しい実験だけすることができます。

おやつやおもちゃの「大人買い」風に言うと、「大人実験し放題」です。

神戸の あるスペイン料理店。夕食の客が訪れだす頃、隅のテーブルが実験室になる夜があります。今回のテーマは「衝突」だそうです。

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冥王星島8

山裾のあたりは道が古くて入り組んでいる。公道か私道か分からない。いつの間にかよその庭に道が溶け込んでいたりする。地区の中心となる太古の神社は、その屋根はどこからもよく見える。だからと言って直接それを目指しても辿り着けるものではない。
 

少し離れた川沿いの国道も同様だ。川に出ればいいだけなのでたやすくたどり着けそうに思うが、実は直接川に出られる公道は少ない。ちえこのばあちゃんちは川沿いに出るときに使われる。勝手口脇の塀に沿ってするりと入り、庭を横切って土手の階段を上ると近道なのだ。そのかわりに、ばあちゃんに話しかけられる。ばあちゃんはそれが楽しみだ。宮崎さんの犬はあんなに甘やかされて大丈夫なのか とよその犬の行く末まで心配する。それに似て、九州に転勤が決まったちえこも、両親が相次いで死んでから一緒だったばあちゃんを置いていくのは心配だ。一方15歳から腎臓を悪くしたちえこは心配されることの窮屈さと、逆の効用を知っていた。己を心配するようではおしまいだ。にんげん、他人の心配をしているくらいが、空っぽになってて丁度いい。ましてや犬公ならよほど大丈夫なのだ。

    

稽古記録

 

★ 本日の"幻想のTABOO" ★

① 「鰻で誘導する気」じゃない動き方もあり 

②  回転・巻き込みは、むしろ受を立直らせる

  <稽古記録>

2017/10/5(木)18:40-19:40 北岸

f:id:fanon36:20171006163031j:image <参加者>2名 <負傷者>なし

本日は 両手諸手取り をしました。天地投げになる。

天地投げは色々特殊。コンパスを使ったり、鰻を使わなかったりする。

 

【1-1】天地投・やり方その1. 足を引いて落とす

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冥王星島7

おとといから、蝉の声が急にクリアだ。あんなに多くの鳴き方があることに初めて気が付いた。蝉の違いか、同じ蝉でも幾種類かの鳴き方をすることがあるのかもしれない。ものすごい調和でこの世のものとは思えない。このまま音に流されてあの世へ連れていかれそうだ。
 
19歳の孫は劇団のような学校に入り島を出たが、大変だったようで夏の途中に帰ってきた。今は黙々と近所の仕事場へ通っている。早朝に家を出るときはもう暑くて、勤め先に着く頃は汗だくだと言っていた。
 
あの子はああいう単純な仕事が向いている。良かった。
すこし涼しい時期になって、余計に蝉が大きくどんどん大きく鳴く。
 
ああ 運ばれる。こんなに涼しく、連れていかれるとは思っていなかった。本人だけが知っているし、いつもそうなのだ。日没後、または明日朝に、看護師かさとこの母が気づいたときはもう終わっているからだ。
           

         

稽古記録 2017/9/29

  ★ 本日の"幻想のTABOO" ★

    ① 受がいるから、とことん不安定に

    ② コンパスもアリ

     <稽古記録>

2017/9/29(金)18:30-19:15 野外 

f:id:fanon36:20171001080903p:plain <参加者>2名 <負傷者>なし

【1】復習:片手持ち転換

持たれた手の位置を空間に固定する稽古をしてきたわけですが、全く固定していたら受はあまり崩れません。そろえた「気」の方向に「気を出す」ためには、その位置は前方に進みます。いえ、進み続けます。ということは不安定になります。受がいなければつんのめって転ぶくらいに (Fig.1)。ここでも「安定しなければ」に捉われて運動が止まれば、受は立ち直ってしまいます。

f:id:fanon36:20170930222844p:plain Fig.1 ここまで崩れる

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冥王星島6

低い山の中腹までは人家がある。その社員寮は高い所にあるので、周りの建物はまばらで空き家も多い。

ピンク色のようなクリーム色のような、三階建てのコンクリートが木々に隠れている。一階は葉っぱに遮られて路地からは見えないが、二階と三階の手すりには洗濯物や布団が干されている。

学校かひけたあと、ちえこと遊びに行くときはお互いに どこに行く?と一応相談らしきやりとりをしては答えのないままブラブラするのだが、そんな時にまるでちゃんと目的があるかのようにこの建物を見廻りに来るのだ。

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