大阪合気道自主稽古会

合気道経験者のための不定期な稽古会です。忙しくて道場に通えないが時々稽古したくなる人向け。流派は問いません。

稽古記録34番外編: 住吉 (2018/6/14)

2018/6/14 (木)19:00-20:00 住吉

「転換して抜刀→切り上げ→転換して切り降ろし」(Fig.1 1-4) の動きをベースとして基本技を見直します。ポイントは(2)ではただの転換でなく抜刀と想定すると、相手の力を貰って柄に手が届くくらい深く腹を回し、大回りに刀を引き抜く運動になるため、鋭角的にぶつかってしまう失敗が避けやすくなります。

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稽古記録33 (2018/6/8)

2018/6/8 (金)18:30-20:00 地下道場  <参加者> 2名  <負傷者>なし

懸案の座り呼吸法を集中的に。

<1> 力の使い方を有効にするやり方 (Fig.1)

①腹の力(腰椎骨盤股関節)と、②下から上に向かう強い力を使う。①については寝かせた骨盤を立てることで腹からにじり寄るため、はじめは猫背で姿勢が悪く見える (稽古記録3(2017/7/22)を参照)。②については低い位置に沈むことで受の下に潜り込むように。

 f:id:fanon36:20180610175143p:plain Fig.1 腕は動かさない

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稽古記録32番外編: 住吉 (2018/6/2)

2018/6/2 (土)18:30-20:00 住吉

先輩から剣の理合 (りあい) がすっぽ抜けていると指摘され、Y先生の道場で練習させてもらいました。

Y先生は木剣で技をやって見せてから、徒手でやります。木剣は軽く柔らかいもののように見え、素早いのに静かです。そのような素振りができることが第一目標です。

 

■ 合気道の木剣

Y先生は合気道では「腹で回る」と「軸を感じる」だけだが どちらも体内感覚で見えないので真面目に稽古するように、とおっしゃいました。先生は昔、腰で回ろうとしていたら、若い頃は腰回りに筋肉がとっても付き、中年になると腰が痛くなってきたそうです。腰でまわるのは体に悪いのです。そのため「お腹で回るとよい」。「同じ動きであっても腰でなく腹、丹田、で回ることを意識すると、どこも傷めません」。そう言いながら木剣を前後に軽くきれいに振りました。以前に熱中した「仙骨丹田てこ」(仙腸関節の機能(後編):球形の梃子)と共通点があるな!?と、面白かったです。

 

■ 剣で説明

前後を切る動きから、いくつか型を説明できます (Fig.1)。逆半身片手持から切り降ろし;

① 二教押込

② 転換外払い 入身投

③ 転換四方投

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   Fig.1 どれもよくやる基本の型だが 新鮮。

 

 

■ あっちこっち切る

 素振りがきちんとできたら八方切などしてみたいです。やり方はさまざまのようです (Fig.2)。先のことです。

   f:id:fanon36:20180603172816p:plain

    Fig.2. えらく遠回りするバリエーションもある

 

 

稽古記録31 (2018/5/28)

 2018/5/28 (月)18:30-20:00 地下道場  <参加者> 2名  <負傷者>なし

 今回は大きな節目になるでしょう (私にとっては)! 

私には真似したかった二教があります。合気会H先生のです。よくある「効く二教」は、手首や肘を痛めつけて、痛いから動けなかったり逃れようとして崩れたりするやつです。しかしH先生のは全然痛くはないのです。それなのに形が決まった瞬間に受は膝が折れ、へたり込んでしまうのです。どうしたらこれができるのか、ずっと悩んでいました。H先生は「中心を取ればいいんじゃよ」とだけ仰るが、中心って何だろう…??  ― じゃじゃん!ついに少し分かったかもしれません。

 本日の内容;[1] 受の中心をとるとは何か [2]その二教への応用    [3] 肩回しによる「アイドリング」。

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遠藤征四郎先生「響きと結び」

 合気道50周年 佐久道場20周年の区切りに書かれたそうです。記念のものだし、英訳付きなのが勉強になるので高いけど買っておくかな、という程度の気持ちでした。ところが大変質の高い教科書だったのです。

もともと厚くなく、写真も豊富で美術展の目録のような余裕のあるレイアウトです。しかも見開き右側は英訳文なので実質半分の量です。それでいながら、多くの稽古者が疑問に感じたり悩んだりする点ついて、私達の質問を予見しているかの如く網羅していることに驚きます。簡潔に、自分はこう思うということが書かれています。

仲間と合気道話をしている時、「そらきた。それについては遠藤先生によると…」と、じつに頻繁に本を開いては参照できるのです。最後には合気道の(遠藤先生なりの)目的ということまで、誤解や批判を恐れずにさりげなく言及しています。

突飛な秘伝はありません。普通のことが書いてあるのに、なるほど!と思わせます。 稽古記録26の後記にも書いたようにです。いくつか覚書として引用しておきます。人の話を訊くのは面白いですね。

稽古記録30 (2018/3/26)

 2018/3/26 (月)18:30-20:00 地下道場  <参加者> 2名  <負傷者>なし

f:id:fanon36:20180327133305j:image 早い開花

今回は、「攻撃を受けるときの手」練習です。その前に圧センサーの復習を2つ。

【1】 脚で推手?

前回練習した推手を膝でやってみます。合気道にはキックはないし、袴に隠れているので下半身は油断しがちです。しかしセンサーはどこにでもあります。全身で状況を察知してみる練習です (Fig.1) 。

f:id:fanon36:20180327174548p:plain Fig.1 百々目鬼(鳥山石燕)

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仙腸関節の機能(後編):球形の梃子

《続き》

前々々回:「病の声=仙腸関節のヒント

前々回「『仙腸関節を意識する』ときの意識

前回「仙腸関節の機能(前編):弛みと中心帰納

 

■ 梃子の構成要素: 丹田

仙腸関節を漫然と「中心らへん」とか「錘っぽい」と捉えると単独で機能するものです。しかし「梃子を構成するもの」と考えると、単独では機能しません。仮に仙腸関節が梃子の支点であった場合、力点にあたるペアの部分が必要です。白石先生の梃子理論を参考にすると、それは互いにごく近傍にあるはずです。仙腸関節の近くにある、それっぽいものとしては、たとえば丹田 (Fig.1) がすぐ思いつきます。

合気道では丹田という言葉がしばしば出てきます。大事なんだなぁというくらいで、いまいちボンヤリしている概念です。以前、(ここに何があるというのだ?)と思い、自分でコッソリ腹部エコーをしてみました。いわゆる丹田にあたる場所は、小腸末端内部でユラユラするう○ちでした。がっかりして以来、丹田を真剣に考えることはなくなりました。

その用途不明だった丹田を、位置が意味深だということを根拠に、仙腸関節の相棒と仮定しましょう。

f:id:fanon36:20180326175420p:plainFig.1 仙腸関節丹田(★) の位置

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