大阪合気道自主稽古会

合気道経験者のための不定期な稽古会です。忙しくて道場に通えないが時々稽古したくなる人向け。流派は問いません。

稽古記録 2017/9/2

      ★ 本日の"幻想のTABOO" ★

   ① 円でなく直線

   ② 肘も足首もフニャフニャでいい。

 

      <稽古記録>

2017/9/2(土)15:30-17:00 レンタルスペース和  

<参加者>2名

<負傷者>なし

【1】 浮かんだ体の復習:すごく力が強い相手の場合

浮かんだ腕&体 であっても、すごく力が強い人に押されるとついには動かされる時が来ます。

そのとき安定を得ようとして沈むと、もう身動きがとれません。「居つく」てやつです。ではどうするかというと、更に上に浮くのです。そして押された分だけ自然に移動する。大切なのは、腕も浮かせることを忘れない事です (Fig.1)。「浮かんだ腕」解けてしまって押さえつけられると、体をいくら浮かしても動けません。

    f:id:fanon36:20170904082432p:plain Fig.1 体も腕も浮かせる

坐法でも同じ(Fig.2)。

    f:id:fanon36:20170903173942p:plain Fig.2  坐法でも浮かせると骨盤が立つ。

 

 

【2】運足の復習;直線・柔らかく・浮かんだまま

2-1. 回転するときでも直線運動を守る。

練習では「1,2,3、フワリ(浮いた体の確認)」と、ゆっくり行う (Fig.3 上)。

足の軌跡が半円を描くコンパス運動 (Fig.3 下右) は、体が硬く動きに自由度がなくなるので避ける。

一般に合気道で円の動きと言いますが、円の動きをしているのは受であって取は直線的であるのです。それがいつの間にか、取が円の動き出なければならないという誤解が。(本日の「幻想のTABOO①」)

 

f:id:fanon36:20170904082701p:plain   

    f:id:fanon36:20170903170025p:plain     Fig3.  運足のお稽古の仕方

 2-2. 基本の直線V字移動では、足首を柔らかく

ダンスの時のように足首を美しくきっちり固めると動きが硬く制限される。足首はもう「これでいいの!?」というくらいフニャフニャに。刷毛で擦るように畳を触る (Fig.4)。

    f:id:fanon36:20170904083056p:plain  Fig.4 砂に書いた字を足で消す時の動き

 

 

【3】 交差取入身投 続き

ポイントは2つ;

①  追いつかれない

常に受より少しだけ先行する。そのためには前方向へのベクトルを常に維持する。その結果、接触点の張力を一定で維持し、緩まない。

前方向へのベクトルは実際の運動としては、ただ普通に前へ歩くだけのことです(Fig.5普通の前方向)。しかし技の中では横方向に気を取られて忘れがちです。また気を付けていても体が硬く居ついていると、ただ自然に前に歩く事がとても難しいと分かって驚きます。

    f:id:fanon36:20170903170131p:plainFig5. 白矢印を私達はすぐ忘れる

② 肘もどこも軟らかく自由に曲がってよい

鰻の鼻先が先行しさえしていれば、他の部分はむしろフニャフニャに。でなければ直線に動き、かつ接触点を固定することは大変困難です (Fig.6)。

流派によっては肘が曲がったり、肘を体幹に付けることは絶対ダメと教え込まされているかもしれません(本日の「幻想のTABOO②」)。そうすると力が強い人しかできない技になってしまいます。

肘をつぶしてはいけないのは浮かんだ腕のバリエーションである潰れない腕、つまり接触する時の話です。一旦結んでしまえば次の瞬間に スッ と気の向き(鰻の鼻先)を相手に揃えるために、軟らかく且つ最短距離(直線)で動かなければならないのです。

  f:id:fanon36:20170904083218p:plain Fig.6 肘を固定し乍らの接点固定は至難の技。

 

この技に必要な基礎稽古は

① 鰻の鼻先を先行させる運動

このときスピードは一定で。時に左右の中指が並走してみましょう。イメージは気でも飛行機でも鰻でも犬の散歩でも構いません。例えば私は鰻セスナ (Fig.7)。

② 接触点を固定して、体の他の部分が自由に動くパントマイムの稽古。

肘や肩関節が固定していなければならないという固定観念を外します。

 

    f:id:fanon36:20170904083322p:plain Fig.7  鰻+複葉機。柔+硬。

 

          <Debreafing>

実り多きDebreafing。合気とは、の最終結論がこっそりと地味に下された。

メンバーによると、他の武道とも共通の内面技法であるらしい。合気道の指導をうける中で、私が理解していた内面技法とも少し似ています。私のそれは具体的には嗅覚に神経を集中させることで意識を目の裏(前頭葉)から軟口蓋の裏(扁桃海馬~中脳の原始的な脳)へ落とし込むという理解でした。いずれにせよ、これらの内面技法を実践に持っていけるかどうかが問題です。見えているのに梯子が無い。そういう感じ。

その梯子を作っている人たちがおり、一段一段登ったり、人に作り方を教えたりしています。市井のただの人が人知れずとんでもない技を保持していることがあり、こういう人に行きつくと興奮しますね。知られずに消えていくことがどんなに多いことか…。記録は大切です。

次回は、ピンマイク録音のやり直しと、データの長期的な記録方法について(電気や特別な読み込みデバイスを要しないもの)を予定。

 

     @Kitchen Tera (https://kitchentera.jimdo.com/)

      毎月変わるイタリア各地方の郷土料理とワイン。いつも新作料理。

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 @ cafe Lecce (中央区石町1-2-1/ 公園沿いのイタリアンコーヒーの店。Last 22:30。綺麗で落ち着ける)

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