大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録161 (2019/7/13)

2019/7/13(土) 武道場&住吉道場 吉田先生

                   <まとめ >

 1. 足の裏を有効に使う

 2. 昔のこともちょっと知っておく。

 

普段じゃない道場に行くと新しい指摘を受けて勉強になります。ある日を境に急に言語化不能稽古をただ味わうだけで、どうも筆を取る気になりませんがそのうち治るでしょう。役に立つTIPsやアドバイスなどだけは書き記しておきます。ほとんどの方はすでにご存じの内容で退屈かもしれませんが、せっかく教わったので覚書として。

 
1. 足の裏の支点:体位転換

今更ですが移動後に足をまっすぐ前向きに戻すとき、支点を踵(Fig.1 B)か母趾球(A)かを使い分けていませんでした。その時の運しだい。ぐらぐらするなぁと思っていたら、こういうわけでした。

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 Fig.1 AとBでは全然違う

 


2. 少しだけ前:正面打前受身

正面打ちを内転換でうけて前受身させます。ただすかすのではなくてほんの少し相手の予定ラインよりわずかに外側に導いてやるのだとS先生はおっしゃいました(Fig.3)。押し出すのではありません。「その差を昔は『真空の気』と言ったのだ」とのことです。歴史的なので書きます。

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 Fig.2 押したり引いたりしたら受がやりにくい

技の歴史的変遷とか昔の言い回しは、意味はよく分かりませんが味わい深くてカッコいいですね。合気道的教養として教わるたびに記憶しておきたいものです。しかし年取るにつれて、それを知らない若者に対してケシカランとやらかすリスクはカッコ悪すぎて想像するだに恐ろしい諸刃の剣であります。もし将来私が呆けてやらかしたらもう殺してくださいお願いします。


3. 横面打五教・短刀取

今日は五教をやりました。四教をできないまま先延ばしにしていたら、次のが出てきてしまって焦ります。学生時代のようです。右横面打ち(短刀を持っている想定) を左手でおろし、右手を相手の手首に上から深くかぶせます(Fig.4A)。短刀に気を付けて大きく返して押さえ込みます (B)。手首を押さえつけるのではなく畳み込むようにします(C)。強くするととても痛いので注意します。

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 Fig.3 絵が分かりにくいですがCの受はうつぶせです

 

 
4. くっつきながら切りながらくっつく:突外回転手解き

突きを外転換で受けながら(Fig.4 A)、振り子のよう切りながらにでくっつきます(B)。f:id:fanon36:20190714193322p:plain

 Fig.4 Bで離れてしまうと引っ張らざるを得なくなる