2019/7/3 (水) 10:30-11:30 吹田道場 吉田先生
1. 複数のポイントは、点描画のように独立させて併用
①ただ下に置く意識 ②90°方向 その他方向の分解ベクトルの検知 ③今週の無側性意識 などの複数のポイントを使う日です。
1. 準備運動:胸取二教
右胸取の手を肩の二教にするとき、取は右手で受の拳を取りますが、最終的には体捌きと肘に添えた左手で十分できるように受に合わせるという準備体操です。そうすると受の拳をつかみに行くのではなく、両手で受け取るように迎えにいくようになります(Fig.1)。
Fig.1 ¿Dónde está la salida? 楽しくなってくる二教
2. 落とす:胸取落とし
胸取にくる受の右掌を取の掌でくっつけながら内転換して畳に落とします。投げようとするとピッチングのようになりますが、転換したらまっすぐ真下に置くだけで受は落ちることを確認する練習です。畳に触りに行くように(Fig.2)。
Fig.2 「自分の間合いドーム」の内壁を撫でおろすように真下。
3.胸取一教
同じ胸取でも「一教しよう」と思うと、受の手を下げてくっつくことがぞんざいになって流れてしまいがちです。突きより高い位置の胸取は扱いにくいけれども、上記2でやったように下げる気持ちでまず繋がると、あとはいつもと同じことです(Fig.3 A)。押さえ込みは相手の進める方向を探ります。下方に落としたくても落とせないとき、ほかに動ける方向がないかを感知できるように感度のよい触れ方をします(B)。
Fig.3 B:例えば腰を引いて踏ん張ってしまっている受は頭方向には耐久力がある(F=-F')。しっかり立っているので重力方向にも強い(G=G')。分解ベクトルでフリーなのはf方向。F'が強ければ点線方向かな?など色々トライ。
4.座り呼吸法
今日のポイント①-③全部使います。真向いでなく45~90°でしっかり片手持させます。これを前や裏など、落としてみましょう。 実際は片手でも、もう一方の手で受の手を包み、穴の中の手にそれを引き渡すように。
Fig.4 畳の穴に何かいる