2019/6/26 (水) 10:30-11:30 吹田道場 吉田先生
1. ぶつかった箇所は保留しておき、ほかに進めるポイントを探す
今日は相手の嫌がることをしないという日です。
1.交差取呼吸投
相半身で片手を取らせたらもう一方の手刀で相手の中心へ向かうようにしながら内転換とともに腕をとって前受身させます。引っ張りまわさないようにします。
Fig.1 姿勢を保ちのびのびする準備運動
2.相手に合わせる:交差取四方投
相半身で片手を取らせて、今度は外から相手の中心に手を差し入れて転換します。四方投げの位置になります。受に合わせることが大切です。例えば肩が固い受を強く引っ張らずに、無理なく落とせる位置(Fig.2 C)で落とすなどです。
Fig.2 D:形にこだわらず、横に流れてしまったらそのまま落としてもよいです
3. ぶつかったらそれ以上進めない:片手取入身投
入身投げに返す角度も、受の崩れ方や関節の具合によっては力がぶつかってしまいます。力持ちの人ならそのまま進めることもあるでしょう。今回はもっとたやすく進める別の方向を探してみます。ときに取が思い描いていた軌跡とは異なることを受け入れましょう。
Fig.3 A: ぶつかって折れた。B: 受が行きたがる方向
4. 交差取二教
二教は相手の中心へ入っていくのですが、受の前腕がぶつかって進めないことはよくあります。ここで力勝負をふっかけずに、ぶつかったところはそのままに置いておきます。そして動けるところを探します(Fig.4 B)。ぶつかった部分にこだわっていては気づかない場所や方向があるかもしれません。
Fig.4 ぶつかった箇所は緩めずに固定しておく。
相手の体の作用させたい部分に相手の意識を集中させてしまうと、その部分に防御反応がおきるのでやりにくくなるという話でした。
Fig.5 いきなり背中を触ると大変なことに