2019/6/19 (水) 13:00-14:30 吹田道場 吉田先生
1. 武器3回目:剣の運足・斜め切り組、杖の正面打・前受身
<武器の練習シリーズリンク>
- 1回「剣の礼 剣と杖の取り扱い基本」(稽古記録119)
- 1.5回「座礼 抜刀納刀 杖の打ち方」(稽古記録126)
- 2回「剣の正面切り・斜め切り、杖の突き左右・前受身」(稽古記録130)
- (過去の武器関係記事一覧は最後にあります。)
< 剣 >
1. 正面切り
振り下ろしたとき柄頭を腹のソケットに納めるように 腹に置きます(Fig.1)。繰り返しやって、体の無駄な力に気づいてそれを抜きます。
Fig.1 ベルトのボタンを押す
2. 流し斬り左右連続
その場で左右交互にやります。足を引いた時と、結び立ちした時と 頭の高さを一定にします(Fig.2)。後ろ足の位置と角度があいまいにならないように気をつけます。
Fig.2 上半身より下半身がきついです
3. 流し切り前進・後退
前足の側に流します。逆でもいけるのでしょうが、中途半端な斜め切りみたいになってしまって難しいです。これも結び立ちのときに体が浮かないようにします。一歩ずつ前進または後退します。
4. 斜め切り2人
受は半身上段で構えます。その剣を受ける形で結び立ち(Fig3 A)、受けながら頭上の剣をプロペラにして相手剣の脇に踏み込んで斜め切りします(B)。受けは流してから剣を頭上にまっすぐ戻し、正中から上段に。相手の剣を受けるのは難しいです。剣同士ぶつかるか、頭を切られるかしてしまいます(C)。
Fig.3 滑らせる?
5. 斜め切り正面から。
脇に流さず頭の上に構えた状態から足を踏み出して斜め切りします。右なら右で続けて何度かやってみましょう。受は上段で構えます。
< 杖 >
1. 突きの上中下
前回の復習の突きです。今回は下段と上段もやります。
2. 正面打ち
剣と違って、杖の幅いっぱいを持つことから始めます(Fig.4A)。前端を手のひらにつけてここを中心に半円を描くように回します。打ち下ろすときに前足を踏み出します(B)。受け方は杖を横持ちにして待ちます。
Fig.4 右手を滑らせて半径を動かしていく
3. 正面打ち前受身: 杖と短棒で
前回は突きを前受身させました。今回は正面打ちです。打ち下ろす相手の脇の下から喉に向かって短棒で制し(Fig.5A)、転換しながら(B)杖を取ります(C)。受は前受身します。
Fig.5 受の顔を突いたり受の手を挟んだりしないように
<過去の武器関係記事一覧>