2019/6/12 (水) 10:30-11:30 吹田道場 吉田先生
1. まっすぐしてください
まあそのように気をつけてやって、いつしかくっついていればいいんじゃない?的な日です。
1. 逆半身片手持呼吸投
手解きして呼吸投げです。体幹の振り子を使います(手順は稽古記録89-1参照)。相手の腕の上面で結んだら落とせます(Fig.1 B)。下なら呼吸投げできます(C)。体で結んだら体幹の回転で返せます。
Fig.1 細かい投げ方はどれでもよい。
今日は、とりあえず「くっつけるのは忘れて体を整える。そのためにはまずは軸を作りましょう。」です。不安定な環境において物体に安定を与えるのはスピンでしょう。実は回転体の軸がまっすぐ立つ原理は物理学では説明できないですが(とても難しい)、私たちは回るコマが立つことを知っています (Fig.1 A)。転がる車輪が立ったまま倒れないのも実は説明できないのですが、私たちはそうなると知っています。体の軸も、先生という実例を目にしているから理論はともかく現実にあることを知っている。知っている(conocer)ことはラッキーです。転がる車輪と同じく了解可能なシンプル事実だからです。
2. 逆半身片手持入身投
同じように手解きして、入り身投げにします(手順は稽古記録99-2参照)。ほかの事は置いといて、できるだけキレイな軸を維持しようとすると、各段にやりやすいことが分かります(Fig.2)。
Fig.2 相手を意識せず自分がちゃんとする。
3. 逆半身片手持一教押込
上ふたつのようにつながると外側から受の腕に手をのせている形で一教にはつながりません。それでも表面にツルリとすべらせると一教押さえ込みになります。ややこしいですが一体となって色々な動きをしてみる練習です (Fig.3)。
Fig.3 どんな持ち方でもくっついていれば。または入ってしまえば。
4. 片手両手持四教返
先週から練習していますものです (稽古記録132-6参照)ちょっとずつですがやりやすくなってきます。
そういえば先日、私は5分毎に「体をまっすぐしなさい!」と叱られていました。何年も稽古してきて「上体をまっすぐ」すらできてなかったとは。大反省です。
「また傾いてる!」(Lady Tuesday)