大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。小説、漫画、などが混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。出典明記があれば図の引用については問い合わせ不要です。。

稽古記録133 (演武会 2019/6/9)

2019年6月9日(日) 10:00-11:30 (谷町道場)  参加者4名 負傷者なし

当稽古会の演武会初回が無事終了しました。報告です。

 

 第1部:

1.「合気道技での接触応用」by obwsr.

「掴まない・押さない・投げない」をスタンダードな合気道技の中でどこまで極端にできるかトライアルの発表。丁度スランプで、受を滑り落としまくってるのがどうもすみません。意識すると余計できないですね。これが動画に残ってしまうとは。あとは進歩しかないですね。

 

2.「異種格闘技における合気道的対処法」by YSK4

異種格闘技で出会った非合気道的・非紳士的な技に合気道的にどう対応するかという実例と研究を実演してくれました。

  1. 短刀取りで体当たりをされたとき、呼吸投と四教で。
  2. ナイフを持つ手を取ったあと引っ張られるときに四方投げに。
  3. 崖っぷちのような後ろに下がれないときにのしかかられたとき、相手の肘を抜く または力を一旦釣り合わせてから90°方向に落とす。 
  4. 片手を取られて寝技に引っ張り込まれたとき、合気座り中座で腰を立てて引っ張りきれないようにする、または四教。
  5. 巨漢が全体重で片手にぶら下がってきたとき、「お化けの手」で返す。 
  6. 四方投げをかけられている途中で後ろに引き下ろすのを「四方投げの返し技」と誤解されているが、これをすると受が肘をひねられたまま真下に落とされて逆に危険な技になってしまう。この誤解の流布は他武道家に対する合気道界の罠ではないか…など。

文章では分かりにくいと思います。気になる内容がありましたら、次の機会にぜひ実演してもらってください。研究を続行中とのことなので、ほかにも「困ったことをされてどう対処していいか分からない」経験を募集中らしいです。なお、ここでいう「合気道的」の定義が「怪我をさせないこと&制圧した相手と喧嘩にならないこと」というのがよいですね。

  

第2部 : 「身体合気公開講座続編(補講)」by Dr.H y su amigo
丸くない直線運動が合気道の中に案外あって、だいたいふつうの稽古者は不得手です。つい丸い動きをしてしまいます。最新の稽古法。来るとわかっていてもかかってしまうので、びっくり技ではないです。シンプルな体の動きは繰り返し練習しなければなりません。また、技の起こりを予期させない無方向性を一旦敷くのが、実はハードルが高いです。多くの稽古者に共通する問題ではないでしょうか。各自、イメージトレーニングをしています。これまた意識すると余計にできない…というオモロ要素満載です。詳しくはDr.Hのラボに参加してみて下さい。週末とかに神戸でやっておられます。

 

第3部:「圧力の練習と効果」by EL AMIGO DE MODA

見学に来てくださった空手家の方に頼んで、見せてもらいました。彼はご自身の道場を持っておられるのでここで内容を記すことはしませんが、既成概念が (体も) 吹っ飛ばされました。圧を一定に保つのはとても繊細で多くの練習が必要なのですね…。練習方法を教えていただきました。彼の道場は大阪市内にありますよ。

  こんな感じですね(稽古記録93-4再掲)

 

 

  < Debreafing >

演武の場所は畳の武道用道場で 1時間半で4,500円でした。着替えや掃除を含めても時間は余裕がありました。撮影はノンストップです。今回は私があたふたしていたため、どれほどエンタメ性が担保されていたか分からなかったですが、少なくとも「You Tubeでは見られない、ライブ感を重視した演武」というコンセプトは達成できたと思います。私は今回の動画は見られません。見た方が勉強になるのは分かっていますが、心が死んでしまっては元も子もないのです。

次回は半年後、秋に行う予定です。半年間頑張って変化をつけていきましょう。 お疲れさまでした。

  

@ ブリューパブ テタールヴァレ (https://brewpubtv.com/) ビール醸造所併設のパブ。お料理もおいしいです。 

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