2019/5/22 (水) 10:30-11:30 吹田道場 吉田先生
1. 何回もはいる
2.本当に押さない、無限練習
手を広げて繋がってから、何かやる日です。
Fig.1 昨日の「米国風」と同じ(稽古記録117参照)
1. 両手広げて繋がる練習:逆片手持呼吸投
広げて相手ときちんとつながってから、呼吸投げします(Fig.A)。崩れる方向によって転換(B)したりできるようにピッタリつながります。
Fig.2 いきなり一方向に攻めるよりソフトな感じ。
2. 繋がって貰う練習①:逆半身片手持前受身
片手持ちを引っ張って切れてしまう失敗がよくあります。はじめに、両手を広げた時と同じような感覚で結んでから (Fig.2 A)、取の方に貰います(B)。そしてまた出して前受身させます(C)。
Fig.3 出したり入れたり出したり
3. 繋がって貰う練習②:横面打入身投
横面打を内転換で受けることだけ考えていると、受の体幹は崩れにくく結びにくいです(Fig,4 A)。両手広げの要領でペタリと入って(B)貰います(C)。くっつき具合によって転換したり手解きしたりしながら(D) 受が浮いたら入身投げ(E)。
Fig.4 横面打をピンポイントで取りに行くと外してしまったり(A)
4. 繋がって貰う練習③:逆半身片手持呼吸法
いきなり片手持を外に転換して捌こうとするとぶつかってしまったり離れてしまったりするので、一旦両手広げたり閉じたりする感じでくっつきます(Fig.5 A)。また広げるようにして転換して、そこで緩んだら結びなおして(B)下に導きます(C)。
Fig.5 途中で緩んだら、そのたびに真面目に結びなおす
5. give for take: 座り呼吸法
取が膝に置いた手を受が引っ張っていきます(Fig.6 A,B)。取は引っ張られてるうちにいつの間にか取が主体となって受をコントロールします(D)。「入るには押さなくていいどころか引っ張られても関係ない」実験です。
Fig.6 だまし絵みたいな主体の境目のなさ
途中から押してしまったり、最後まで引っ張られてしまったりでとても難しいです。先生はいつの間に入ったのかはっきり分からないようにされます。その独特な感触が何かに似ているが何だったっけ…と考えていました。夜中にやっと思い出したのは大昔の、アマチュアレーサーだった友達のギアチェンジです。ある日後ろに乗ってて「なにこれ!?」と感動したことがありました。あれです。自分が運転しているときもギアの境目が分からないような滑らかなシフトができたとき、気持ちがいいですね。バイクは練習を積むしかないのですが、いつしか諦めました。呼吸法も回数を積めばいいのでしょうか。レーサー並みに。