2019/2/20(水) 10:30-11:30 吹田道場 吉田先生
<まとめ >
1. 合わせられているかどうかは剣の受け方で確認
剣であれ徒手であれ合わせるには、相手の動きが意識に上ってからだと間に合いません。無意識(というより反射)の動きを体感する稽古です。
1. 剣で分かりやすくやってみる
相手が打ってくる剣を受けるのは危ないし怖いものです。余裕をもって受けるには、自然な歩行で相手に近づくような誘い方で、相手に打ち込ませているからです(Fig.1 A☆)。
Fig.1 A受けて B結んだまま転換して流し、C腹部を横切る。
2. 同じ動きを徒手でやってみる。
先に受に袖を持たせることで結びやすくなります。正面打ちにぶつからずに誘導し (Fig.2 A)、結ぶ つまり手刀にかかる圧を一定に維持したまま転換 (B)、相手の力の方向のままに横切りに流して崩れたところを逆手で小手返し (C)。
Fig.2 A受けて B結んだまま転換して流し、C腹部を横切る。
武道における意識無意識の話はともすると抽象的になり過ぎるのですが、先生はベンジャミン・リベットに言及されたのでわかりにくい人は参考文献に当たるとよいでしょう。