2018/8/13 (月)18:30-20:00 地下道場 参加者:9名 負傷者:なし
※ 以下の図表は全て再掲です
◾️ コンセプト
私達の稽古会は合気を合気道に適用することを目標にしています(図1)。合気道でできないときに合気に頼ったり、逆に合気がかからないときに合気道に逃げたりは、実戦では役にたちますが、稽古中にそれをするとバランスが取れないままです。ここでは2つを分けて稽古しています。参加者によって、合気および合気道の習得状況にばらつきがあります。本日はまずベースを共有するため、合気道部分の基礎を稽古しました。
図1.
【1】力をだす(合気道の体作り)
1-1.折れない手
堅過ぎず柔らか過ぎず 伸筋で姿勢を保ちます。指先から壁に向かってビームが出ているつもりでやります。
1-2. 浮いた体
重心は高めにすると、足を使いやすくなります。水に浮いたボトルのように、居着かず軸を保てます (図2)。
図2.
【2】力を抜く
2-1 湯船で腕を浮かべているようにノビノビと。支えがなくなったら重力に任せ落下する。舟漕ぎ運動の要領 (図3)。
図3
2-2. 急にぎゅっと掴ませたとき
びっくりせずに脱力できる工夫
【3】立ち方
3-1. 良い姿勢
参加者さんの提案。いったん爪先立ちしてから踵を下ろすと 重い荷物を両手に持っても耐えられる。
3-2 しっぽを立てるつもりで骨盤を立てる (図4)。
図4
3-3 上半身は高く、足は低く。
真ん中の腹は空虚でリラックスする(図5)。
図5
【4】中心帰納 相手にばれないように姿勢を正し、腰で相手を持つ
4-1 相手と合わせて結んでから、体内中心に集中して骨盤と姿勢を正す。かるく腰で持つ (図6)。
図6
4-2. 手はじゅうぶん張ったまま結び目を動かさないのは 相手に警戒されないためです。
【5】座り呼吸法
5-1. 中指を先行させて、螺旋状に導く図7)。
図7
5-2. 体を先に動かして、次に指先を水平移動(図8)。
図8
5-3. 骨盤を動かすことで相手の方へ入る(図9)。
図9
【6】剣の素振り前後切り
前後切りを一息でやります(図10)。
図10
小指と薬指以外は緩めに握ります(図11)。
図11
剣が同一平面を通るようにすると、お腹を回さなければ転換できないことが分かります (図12)。
図12
<Debreafing>
今日は結果的に、自分の体の使い方だけをやりました。次回は相手と一緒に技をして、合わせる(結ぶ)ことを予定しています。
暑い中を遅くまでお疲れ様でした。発足当時は1人だったり2人だったりで、一応「会」 だと言い張っていましたが実際は「自習室」でした。今回のように人がいることは、ものすごく勉強になります。皆さま ご協力ありがとうございました。
@ CAN BASHI(北区天神橋1-3-4 清州中之島プラザ 1F)