2018/6/21 (木)19:00-20:00 住吉
Y先生による合気剣の指導です。
1. かまえ
カギ足で後足の踵を深く入れます (Fig.1A矢印①) 。前足の膝はすこし曲げます (②) 。柄の頭を臍の高さから下がらないこと。「剣を腹に載せる」ように (③) 。
Fig.1 だらんと下がらないように注意
これは、ぶつからずに、相手の力を逸らせる構えです (Fig.2) 。
Fig.2 隙のない構え
2. 素振り
思い切りよく振りかぶる (Fig.3①) 。振り下ろしても臍より下がらず腹に載せておく (②) 。剣先は構えのときは相手の喉元の高さですが、振り下ろしたときは相手の臍あたりまで低く (③) 。振り下ろした勢いで剣が垂れ下がってしまわないように (④) 。
Fig.3 振り下ろした格好は そのまま30分じっとしていられるくらい 楽に力を抜いて(⑤)。
3. 前後切り
きちんと180°回りきる。剣の軌跡は鉛直面内で (Fig.4)。
Fig.4 前後切り
相手に背中を向ける転換は本来危険です。なので剣先をぎりぎりまで相手の方へ残し、相手を牽制します (Fig.5 A)。イメージとしては先が相手に張り付いている剣を、ぐいーんとこちらへ引っ張ってくるかんじです (B, C) 。
Fig.5 ねっとりベットリした剣先の動き
4. 八方切り
足型は色々ありますが、先生はこうでした (Fig.6)。
Fig.6 左右は前足がどちらになるかを表しています。
足型は、ほかにこのようなやり方があります(Lewis Bernaldo de Quiros先生)
aikido instruction; buki waza, ken: zengo giri, shiho giri and happo giri
合気剣は剣道や剣術 居合とは違うものです。これらは比較的メジャーなので入門することは可能ですが、合気道とは少し違ったものになってしまうかもしれません。このように合気剣は練習機会が乏しいがために、自己流に陥ってしまうことが多いのではないかと心配します。きちんとした先生に師事できるかは個人のやる気と運によるみたいです。