大阪合気道自主稽古会

流派を問わない合気道の稽古場です。漫画、小説、修行の旅が混在しています。稽古記録はタグをご利用ください。

病の声=仙腸関節のヒント

人生初の急性腰痛症  (ぎっくり腰)になりました。翌朝、整形外科医にこっそり相談したら、「これくらいはマシなほうだが、悪化すると面倒だから安静に。」とのことでした。 

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腰痛症なんかすぐ治せるだろうな、という治療家にも思い当たります。しかし、病気やケガは体がなにか喋っているのだと私は思います。のたうちまわるような耐え難い苦痛や急性致死的疾患はすぐさま治療すればよいですが、ぎっくり腰などは体に耳を傾ける機会としてはちょうどいい病態です。つまり体勢によっては激痛だけど、なんとか日常動作は自立でき、死なない病気。すぐ治しては勿体ないので、治療せずに腰痛の相手をして過ごしました。

 3日目、合気道の稽古日。かなり回復しましたが、少しでも体を捻ったり、指先一本に力をこめるだけでも腰にビーンと痛みが走ります。本当に指先だけでもです。体ってひと続きなんですねぇ。

医者からは安静を指示されていましたが、わずかな力みや捻りで即激痛が走るという今こそ、力が抜けて半身立ちを維持した動きの特訓になるのでは?行き詰まってる合気道の突破口になるかもしれない。

 

腰を屈める姿勢と受け身は避け、できる範囲でソロソロと慎重に、体の各部位を神経質に意識しながら動きました。ヘタをするとすぐにバシンと腰が叩かれたように痛むので厳しいコーチがいるようです。相手も力を抜いてゆっくり付き合ってくれ、細部までチェックしながら型を行いました。こんな機会でもなければ、綿密な型分析など最近全くしていなかったということにも気づかなかったでしょう。

慎重にやったつもりでも稽古後には腰が熱を持ってジンジンしました。普段いかにいらぬ力が入ってるかがよく分かりました。

 

ぎっくり腰は2週間ですっかりよくなりました。今回はどうやら左の仙腸関節が炎症しているようでした。こんな所に関節があることを意識したのは、人生で初めてでした。体の奥に隠れていたこの関節をあれこれ試した結果、 分かったことがあります。合気道に取り入れる事ができそうなことです。やはり病気と会話することは人生を大幅に前進させる。せっかくですから私がぎっくり腰と引き換えに得た面白いアイデアを、お話ししましょう。

   《 続く 》