大阪合気道自主稽古会

合気道経験者のための不定期な稽古会です。忙しくて道場に通えないが時々稽古したくなる人向け。流派は問いません。

稽古記録23 (2018/1/29)

 2018/1/29(月)18:30-20:00 地下道場  <参加者> 2名  <負傷者>なし

 ⭐️反射的に起きたくなるほどきちんと落とす

 ⭐️ねじり姿勢でもよい

【1】受身

いつも同じ道場で同じメンツでやってると、技の掛けられ方も予想がつくので受け身がぞんざいになりがちです。本来合気道では予想外のタイミングで予想外の方向へ倒されるのですから、ふだんに適当な受け身をしていると本当に掛けられた時に対応できません。

少なくとも手を畳につかないこと。咄嗟に手が出てしまう本能を書き換えるためには、羽打ちの癖をつけるのも有用でしょう。

【2】引落し

前回の袖引落しの続きです。

2-1.抓んで落とす復習

袖を抓む指の形は、拇指と示指第1関節をあわせます (Fig.1 左) 。指のどこでも抓むことはできますが、深くグーで抓むと手首と肘が曲がりやすくなるのです。これは押し込みの腕の形でよくありません。指の先の方で抓むと自然と手首がまっすぐになります。引落しの折れない手の形です。

引落しの方向は受の腕方向です。腕方向への錘となって共に墜落するように。落とすからといって真下に引いてしまうと抵抗感がでてしまいます (Fig.1 右) 。

 

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Fig.1 急に引かずにじんわりまっすぐ床へ刺す

  2-2.片足を引く足型

このまっすぐ45°だけ引く足型は、引き落とす受をよけるためと、回らずに直線的に落とすためです。多くの技での接触時崩しに使う基本の足型です。引き続き回る動作に移行する場合でも、まずきちんと直線運動してから、次に回るのです。

右足を引くとき、骨盤はせいぜい45°開くくらい (Fig.2.2) 。左足は少しは内に向いてしまいますが最小限に。なぜなら次にすぐ右足を戻すからです(3) 。

この足の動きは技でよく使います。足の自由度を大きくとるために腰は低く。頭の高さを一定にして動けるように足腰を鍛えましょう。

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Fig.2  頭の高さを一定に。

2-3. 袖から腕に

腕を持つときは、掴むというより引っかける。手をLEGO人形の手のようにC型に固めます (Fig.3) 。受の腕を滑らせて自然と引っ掛かるところで引っ掛けます。肘や手首のでっぱりに引っ掛かることが多いでしょう。あとは袖引落しと同じ要領。方向とスピードに気をつけて落とします。

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Fig.3 指をお互いに押し付けて固まるLEGO

 

【3】 技に応用

3-1.正面突入身投

袖抓みかLEGO手掴みか、どちらかできちんと落とす。床に突き刺して2秒留めるほど。きちんと落とすことができていたら、受は起きようとします。実際起きなくても、そういう気持ちになっています。その「起き上がりたい気持ち」に合わせて、受の肩中心に腕をぐるんと回すようにひっくり返す (Fig.4) 。この受の動きは入身投と同じです。

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Fig.4 押し上げでなく伸び上がりのように。

入身投でもなんでも、落とす時に受をしゃがませるとそこで安定してしまい立ち直ろうとしない。逆に不安定につんのめらせれば、受は大変辛い体勢なので起きようとします。それに合わせるので起こすときに重くないのです。

きちんと落とせればそれだけで受は不安定ですが、さらに不安定につんのめらせるにはそのまま転換して受を前に誘導することです。ただし、この転換に気を取られて落とす直線が甘くなったり回転的になったりするならばやめておく方がいい。

 

3-2. 正面突小手返

片足引いて落とすまでは同じ(Fig.4 ①) 。転換して前のめりにさせ (②)、手を持ち替えずにそのまま小手返す (③) 。プロセス中、ずっと同じ片手だけを使います。

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Fig.4 崩せていれば片手だけでできる

 

3-3. 衿取1カ条

左前構。受は右手で衿を取ってくる。 左足を大幅に引き右足をそれに寄せる (Fig.5 ①) 。大幅な動きは受を落とし、そのあと自分が入るスペースを作るためです。1カ条に返し、引き寄せた右足を大きく踏み出し、体重も右に乗せて押え込む (②) 。このとき左足を残しているので体幹は捻れています。あえて右足1本にのることで受を押さえます。このように大幅に移動するため、一貫して腰を低くしておかなければ足がもつれたりモタモタしたりしてしまいます。

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Fig.5 動きが大きい技です。

 

流派によって手と足は常に同じ側をだすよう指導されます。しかしここでは捻りのほうが強い時は捻ってよいです。これは1本足に乗ることや体幹を捻る動きを身につける稽古です。②であえて左足を右に揃えずに残すのは、捻れを作りその強さを利用しているのです。

技としてはこの後に、左足を出して(Fig.6 ③) 右足を寄せる(④) ことで床に落とすことで完成です。しかし技を決めることを目標にすると、上の②(捻りと1本足)がおざなりになりがちなので 練習では始めのうちは②まででとめておくと良いです。

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Fig.6 繰り返し練習では ここまでしなくてもよい

 

    <Debreafing>

 捻り禁止の作法が染み込んでしまうとなかなか抜けませんね。ちょっと体幹をひねると、タブーを犯しているような落ち着かなさを感じます。洗脳が解けるまで稽古 稽古です。

 

引き続きの寒波のためか、いつも満員のカタルーニャ料理店は我々だけでした。こぢんまりと暖かい庶民的な店構えに似合わず、容赦なく珍しい外国地元料理です。豚軟骨ブルーベリー煮込みとか、キノコだしのお粥とか、イカスミパン生チョリソーサンドとか。ちゃんと美味しくて値段は安い。

 

 @ CAN BASHI (北区天神橋1-3-4 清州中之島プラザ 1F)

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 イカスミパン。焦げてるのではありません。