★ 本日の"幻想のTABOO" ★
① 受がいるから、とことん不安定に
② コンパスもアリ
<稽古記録>
2017/9/29(金)18:30-19:15 野外
<参加者>2名 <負傷者>なし
【1】復習:片手持ち転換
持たれた手の位置を空間に固定する稽古をしてきたわけですが、全く固定していたら受はあまり崩れません。そろえた「気」の方向に「気を出す」ためには、その位置は前方に進みます。いえ、進み続けます。ということは不安定になります。受がいなければつんのめって転ぶくらいに (Fig.1)。ここでも「安定しなければ」に捉われて運動が止まれば、受は立ち直ってしまいます。
Fig.1 必要とあらば軸を傾けることに躊躇しない
【2】両手持ち呼吸投 やり方その1.
復習した片手持ち転換と同様に。ただし手は掌を太陽にかざす角度。なぜなら両手持ちの場合は、受の拇指示指間ではなく手掌小指側を接点に進んでいくから (Fig.2)。片手持ちでここを攻めるとすぐ離されてしまうが、両手持ちならむしろくっつく手になる。
Fig.2 両手持ちの結ぶ点は片手時と異なる。
【3】両手持ち呼吸投 やり方その2
まったく力を抜いてスッと受の横に並ぶ。肘はフニャフニャで姿勢は低く、受から抑えこまれる弱い位置に入る。そこから手を指の向いた方向(斜め下)に導き、同時に体は上方へ浮く。すると逆に受が弱くなる (Fig.3)。そこから【2】と同じ、敬礼の手を指先鰻で行う。
更に、Fig2-2では受に左肩がくっついている。するとFig.2-3移行に敬礼するとき、取の左肩口を支点として受が浮かされ崩れる。
リズムとしては「フニャ・スッ・敬礼」。スッから敬礼にうつる手の角度の変化は非日常的なので、自然に動けるまでは練習が必要です。
Fig.3 受が脇を上げらせんに崩れるように
【4】両手持ち 外回り入身投げ
ここで外に転換するとき、取の肘は伸びている。ということは運足はコンパスになる。コンパス禁止…でありましたが、もちろんこれも場合によっては有用なのです(最終的に禁止事項はなにもなくなる予定)。
コンパスで受後ろに回り込むだけで、受は崩れることなくちゃんと立っている (Fig.4-2)。ここでは気の方向を揃えることが目的なのでこれでいいのです。揃えてから前方へ進む。その先は8月25日の入身投げと同様です。
Fig.4 油断した受を気づかれぬままに導く
【用語解説】
「XX持ち○○取り」と言うときの技は、受がXXの持ち方で、取の○○をすること。
例: 両手持ち片手取り=受が両手で取の片手をつかむ。
片手持ち両手取り=受が片手で取の両手首をつかむ(不自然なので実際は無い)
片手持ち胸取り= 受が片手で取の胸元をつかむ。
<Debreafing>
日が落ちるのが早くなって闇に紛れるため、野外稽古がやりやすいです。
今後の目標を立てました。
①稽古動画から代表的な技の典型例を連続写真として抜粋し記録に残す。⇒テクニカルな問題。調べてみます。
②教え方の練習に付き合ってくれる人を探す。⇒勧誘する集団を選定した。色々な勧誘方法を試してみる予定。
③進み方をスピードアップする。⇒具体案保留。
あと、個人的な進路の目標も立ちました。ここの稽古反省会では、合気道以外のこともかなり解決します。文殊の知恵方式です。
@ Le Roux (大阪市北区天満2-7-6/ 角の小さな仏料理店。深夜2時迄 )
トマトとサーモン 冷たくてさっぱり