知識から実行へ
合気道でよく言われるポイントがあります例えば ①受の拇指示指間を殺す(Fig1.の斜線部分) ②接した部分を支点として固定する(Fig1.,2.の黒丸)など。誰でも知っている知識ですが、案外実行するのは難しいのです。これを実行に持っていくための練習法を思いついた仲間がいました。
① 受の拇指示指間に密着はさせるが押し付けてはいけない 受に力を感じさせないように。→そのためには受の拇指示指間にじゃれつくようにコロコロとくっつく練習
Fig1. 結んだ点が支点
Fig2. 支点は固定して動いていく
② 支点を固定しているつもりでも、実はすごく動いています。人がやっているのを離れて眺めると支点がぶれているのが良く分かります。自分が取の時に支点を第三者に軽く支えてもらうと、どれほど動いたかわかって驚きます。私は体位を転換するとかなり受に押し付ける方向になっていることが分かりました。
支点を固定して動くのを1人で練習するには、ポール(Fig3.)や柱の角が使えます。
Fig3. 仮想支点を固定して動き回ってみる