さんぞうが犬のヒロシをつれて半分木陰になっている石の階段を降りてきた。図書館で意地悪をされ本を借りずに飛び出して来た。ちょうどまひるで暑かった。この階段は寺を抜けて家に帰る近道だった。ところが階段が本堂の裏から敷地に入る境の石垣の上に、境…
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